淋病には合併症がありますか？

淋病は、淋菌の感染によって引き起こされる性感染症です。その合併症には、主に男性淋病の合併症と女性淋病の合併症があります。

男性淋病の合併症としては、主に前立腺炎、亀頭包皮炎、尿道炎、尿道狭窄、精巣上体炎、精嚢炎などがあります。そのうち、急性前立腺炎の患者は発熱、頻尿、排尿切迫感、排尿痛または排便困難、直腸の腫れ感、排便感などの症状がみられますが、慢性患者は一般に明らかな症状がなく、起床後初めて排尿するときに尿道に粘着性がある現象がみられます。精巣上体炎は通常片側に発生し、陰嚢の痛み、赤み、腫れ、発熱などの症状が現れます。また、影響を受けた側の下腹部と鼠径部に反射性のけいれんが起こり、尿が濁ります。

女性における淋病の合併症としては、主に子宮内膜炎、卵管炎、腹膜炎などがあります。これらの合併症により、下腹部痛、膣出血、異常な膣分泌物などの症状が現れることがあります。同時に、淋病は卵管嚢胞や卵巣嚢胞、骨盤腹膜炎、骨盤膿瘍などを引き起こすこともあります。肝周囲炎の患者は上腹部に突然の痛みを経験します。この痛みは咳をしたり深呼吸をしたりするときに顕著になり、吐き気、嘔吐、発熱などの全身症状を伴うこともよくあります。

淋病は、卵管炎、子宮内膜炎、卵管嚢胞、骨盤腹膜炎、骨盤膿瘍などの淋菌性骨盤内炎症性疾患を引き起こすこともあります。妊婦が淋病に罹患している場合、妊娠中期や後期に感染すると播種性淋菌感染症を発症しやすく、羊膜内感染、早期破水、早産などの合併症を引き起こします。